2026/03/10 12:15

「菌」と聞くと、どんなイメージが浮かびますか?
不潔、トラブルの原因、排除すべきもの——そんなふうに感じる方も多いかもしれません。
でも、少し立ち止まって考えてみてください。
私たちの皮膚にも、腸にも、口の中にも、常在菌と呼ばれる微生物がたくさん暮らしています。
そして興味深いことに、健康な人ほど、この菌たちのバランスが安定しているのです。
つまり「菌がいる=悪い」ではありません。
常在菌は外から来る強い菌の侵入を防ぎ、pHの安定を助け、体の環境を内側から支えてくれています。
敵ではなく、私たちと共に生きる存在です。
では、なぜトラブルが起きるのか。
それは菌そのものが原因というより、菌のバランスが崩れてしまうからです。
だからこそ、菌を殺すのではなく、菌が自然と調和できる環境を整えることが大切なのだと思います。
強い抗菌や過剰な排除は、一時的には効果があるように見えても、長い目で見ると体の土台を弱くしてしまうことがあります。
菌は関係の中で生きています。
大事なのは「いるかいないか」ではなく、「どんなバランスで存在しているか」。
この視点を持つだけで、体との向き合い方は大きく変わるのではないでしょうか。
